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破風板はなぜ塗装が必要?塗り替えまでの期間とは

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「破風板」は塗装が必要!
その理由と塗り替えが必要となる期間とは?

「破風板」は塗装が必要!その理由と塗り替えが必要となる期間とは?

2024/02/26

こんにちは!山形にある外壁塗装専門店『PRIDE』です。

弊社では拠点のある山形市を中心に屋根塗装や外壁塗装のご依頼をお受けしており、塗装を通してお客様にご満足頂けるようご依頼一つ一つに真摯に向き合い、施工させて頂いております。

さて、皆さまは「破風板」をご存じでしょうか?

「破風板」とは、屋根の側面のうち、雨樋の無い箇所に当たる場所の事。

(ちなみに雨樋がある場所の屋根の側面の事は「鼻隠し」と言います)

破風板について、細かい箇所だと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、破風板の塗装を行う事は住宅を長持ちさせるために必要な事なのです。

本日はそんな「破風板」について「なぜ塗装が必要なのか」「塗り替えが必要になる時期」についてお話させて頂きます!

目次

    「破風板」ってドコ?

    破風板は屋根の先端の板

    破風板は雨樋のついていない方の屋根の先端に取り付けられている部材の事を指します。(雨樋が付いている箇所の屋根の先端は「鼻隠し」と言います)

    破風板は主に屋根の内部などに雨風が入ってしまう事を防止する目的でつけられています。

    「破風板」の塗装が必要なワケ

    劣化しやすい

    破風板は雨風に晒されやすく、他の塗装している箇所に比べて劣化しやすい箇所です。破風板の材料にもよりますが木材の場合は呼吸し膨張や収縮を繰り返しますので、その動きに塗膜がついてこれず割れてしまいそこから塗膜が剥がれてしまう事もあります。そのまま放置してしまう事で木材が腐ってしまい、上から塗装するだけでは補修する事が出来なくなってしまう可能性もあります。

    雨漏りのリスクも

    破風板の塗装が劣化してしまい破風板自体が水を吸うようになってしまうと今度は破風板が劣化してしまいます。破風板が劣化することで屋根との間に隙間が出来てしまい、元々防水の機能も果たしていた破風板がその役割を果たせなくなり、雨漏りを起こしてしまう可能性があります。

    美観を損ねる

    破風板は他の箇所と比較しても塗膜が早く劣化してしまう箇所ですので、住宅の他の箇所はまだ綺麗なのに破風板だけ塗膜が剥がれてしまったり変色してしまったりして美観を損ねてしまうかも知れません。

    塗装では対応できなくなる可能性も

    破風板に塗られた塗膜が劣化し防水機能を失ってしまうと、破風板の素材である木材やケイカル板が水を吸ってしまい、ぼろぼろに劣化してしまう可能性があります。そうなってしまうと塗料を塗り替えるだけでは補修対応できず、上から別の素材でカバーをかけたり、破風板を交換する必要が出てきます。いずれにしても塗装よりも費用がかかる工事(2~4倍ほど)になりますので、破風板のメンテナンス費用を抑えたいといった場合には定期的に塗装を行うようにしましょう。(※場合によってはカバー工事を行った方が長い目で見て安く済む場合もあります)

    「破風板」は最短5~6年で一度状態を確認する

    外壁塗装の次の塗り替えまでの目安期間は塗り替えに使用した塗料や素材、その住宅の置かれている状況にもよりますが、おおよそ10年前後が目安です。ただ破風板は上記で申し上げた通り、雨風に晒されやすく比較的劣化しやすい箇所でもあります。破風板の素材にもよりますが木材の場合は特に劣化しやすいため、5~6年に一度を目安に業者に一度状態を確認してもらう事をおすすめいたします。

    木材の破風板の塗装方法

    塗膜の劣化のみが認められ破風板自体は建材である場合には、塗り直す事で再び塗膜で防水する事ができ、破風板の寿命を延ばす事ができます。以下ではそのような破風板が軽度の痛みであった場合の塗装方法について解説いたします。

    ①洗浄

    ケレン作業や塗りの作業に入る前に高圧洗浄機を用いてしっかりと洗浄をします。洗浄を行うことで破風板の表面に付着している汚れやホコリを取り除いて綺麗にします。

    ②ケレン作業

    まずは破風板にケレン作業を行います。研磨たわし等を使用し、剥がれずに残っている塗膜を綺麗に剥がしていきます。このケレン作業を丁寧に行うことで新しく塗装を行う際の塗料の定着率が全く変わってきます。もしケレン作業を行わずに上から塗ってしまった場合には剥がれかけた古い塗膜の上から新しい塗料を塗る事になってしまい、長くもちません。

    ③下塗り

    ケレン作業が終わったら下塗りをします。木材は塗料が染み込む場所と染み込まない場所があり、そのままでは上塗りをする事ができません(とても汚くなってしまいます)。先に下塗りを行い、表面の保護や上塗り塗料の吸い込み防止、密着性を高めます。

    ④中塗り

    上塗りの前に中塗り(上塗り塗料2度塗りのうちの1回目)を行います。2回しっかり塗る事で綺麗な仕上がりになります。

    ⑤上塗り

    中塗りが終わったら上塗りを行います。(上塗り塗料2度塗りのうちの2回目)中塗りも上塗りもムラなく綺麗に塗れるよう丁寧に施工します。2回塗る事で塗膜が厚くなりしっかりと防水性を持たせる事ができます。

    塗膜の剥がれが進行していて破風板自体がダメージを負ってしまっている場合には板金で覆う工事が必要であったり、また塗膜が全く剥がれてしまい破風板のダメージが大きい場合には交換が必要となります。いずれにしても破風板自体に痛みがでてしまっている場合には塗り替えでは対応できない場合がありますので早め早めのメンテナンスをおすすめいたします。

    破風板のDIY塗装はダメ!

    「他の箇所はまだ綺麗なのに破風板だけ塗膜が劣化してしまった」といった場合、DIYで塗装を行う事ができないかとお考えになる方もいるかも知れません。しかし破風板は高い位置にあり、DIYで塗装を行うにはとても危ないです。また、破風板の素材によっては綺麗に塗れない場合もあります。そのため破風板の塗装はDIYでは行わず、必ずプロの業者へ依頼するようにしましょう。

    鼻隠しも破風板と同じように放置は厳禁!

    冒頭でもお話いたしましたが、破風板は雨樋の無い屋根の側面。鼻隠しは雨樋のある屋根の側面を指します。破風板が痛みやすいというお話は既にさせて頂きましたが、この鼻隠しも同じように痛みやすい箇所となっています。鼻隠しも破風板と同じように雨風が直接当たりやすく、太陽光も直接受ける場所です。そのため塗膜が劣化しやすく、塗膜が劣化することで防水性を失い鼻隠しに水分が染み込劣化してしまいます。鼻隠しの劣化も雨漏りに繋がる可能性があり、放置厳禁です。

    破風板の役割とは?

    屋根裏に吹き込む風を防ぐ

    破風板は屋根裏に風が吹き込んでしまう事を防ぎます。屋根は上からの風には強いですが、横から吹き付ける風には弱いため、破風板は屋根裏に風が吹き込む事で屋根が飛んでしまったり壊れてしまう事を防ぎます。

    屋根裏に雨が入り込む事を防ぐ

    破風板は風同様、屋根裏に雨が入り込む事も防ぎます。屋根裏に雨が入り込んでしまうと天井等から雨漏りしてしまいシミになったり、湿気によりカビが発生したり、内部の建材が腐ってしまったりして住宅が痛んでしまう可能性があり、破風板はそれを防ぎます。屋根は風と同じように上からの雨には強いものの、横から吹き付ける雨には弱いです。

    防火

    破風板には防火の役割もあります。住宅での火災は通常下から上に向かって燃え広がっていきます。窓から上がる火が屋根裏に回る事を遅らせるために破風板があります。そのため破風板には防火性のある素材を使用する事が多いです。

    破風板や鼻隠しに使用されている部材について

    木材

    木材は昔から破風板に使用されてきた素材ですが、現在ではほとんど使用されていません。木材で出来ている破風板は水分を吸ってしまうと劣化が進み、時には腐ってしまったりしてしまいます。木材は定期的に塗装することで耐用年数を延ばす事が出来るのですが、雨などに打たれて水分を含み膨らんだり収縮したりする木材に塗膜が追随できず割れたり塗料の剥がれに繋がってしまう可能性があり、木材で出来ている破風板は定期的なメンテナンスが必要です。

    ガルバリウム鋼板

    金属を用いた破風板の中でも最も使用されているのがガルバリウム鋼板です。ガルバリウム鋼板は金属系サイディングにも使用される素材であり、耐久性や見栄えも良く水分を吸収する事もありません。錆には注意する必要がありますが、ガルバリウム鋼板は同じ金属系の素材を比べても錆びにくい素材ではあります。木材よりは耐火性があり燃えないものの、熱で変形してしまう可能性があります。木材の破風板にこのガルバリウム鋼板を巻く破風板金工事もあります。木材に塗装するだけでは補修できない場合やメンテナンスコストを考えて施工される方が多いです。

    窯業系

    窯業系は原料はセメントと繊維質で出来ており、外壁系のサイディングでも用いられる事がある素材です。衝撃に強く、超高温での熱処理で製造されるため燃えにくい素材であり、腐食したりもしません。ただセメントを原料としているため吸水性を持っており、定期的に塗装を行わなければ防水性を失い水分を吸って脆くなってしまいます。

    まとめ

    破風板は外壁に比べると塗膜が劣化しやすい箇所となっており、素材にもよりますが防水性を維持するために定期的なメンテナンスと塗り替えを必要とする箇所です。塗膜が劣化したまま放置してしまうと破風板が痛んでしまい、塗り替えでは補修ができずガルバリウム鋼板等の金属を上から被せるカバー工法を必要としたり、時には交換しなくてはならなくなる可能性も。そのため破風板は定期的にメンテナンスを行う事でコストを抑えて綺麗に維持する事ができます(場合によってはカバー工法を行ったほうがコストパフォーマンスの面では優れる事もあります)また、破風板だけ塗膜が剥がれていたりして美観が悪いからといってDIYで破風板の塗装を行う事はおすすめしません。破風板の塗装は高い場所での作業となり危険ですし、素材によっても適した塗料があります。破風板の塗装は塗装のプロである塗装業者に相談し、最適な工法で補修してもらうようにしましょう。

    山形の外壁塗装専門店『PRIDE』

    山形市を拠点としている外壁塗装専門店『PRIDE』は外壁塗装や屋根塗装を通してお客様の住宅の健康を守り、お客様の生活を支えるような塗装をお届けできるよう誠心誠意対応施工させて頂いております。

    破風板が痛んでしまっていて塗り替えるかどうかに迷った際にもお気軽にご相談頂ければと思います。お問い合わせ頂いてからお電話での確認ののち実際に現地にお伺いし、実際の状態を確認。その後お客様にとって最適な施工方法をご提案いたします。

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    外壁塗装専門店PRIDE
    住所 : 山形県山形市江俣4-4-43
    電話番号 : 023-676-6155


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