外壁の苔対策に有効な方法とは？塗装で対策可能って本当？

こんにちは。外壁塗装専門店PRIDEです。

外壁に発生する苔。外観が悪くなってしまい気になってしまうかと思います。

何度綺麗にしても苔が再発してしまったり、せっかく綺麗に外壁塗装をしたのにだんだんと苔が発生してきてしまったり。外壁に苔が生えやすいかどうかはその外壁の素材や住宅の周辺環境などによります。

その環境や外壁材の種類によっては何度綺麗にしても再発してしまう可能性も。

そんな悩ましい苔のお悩みはどうしたら解決できるのでしょうか？

苔対策は外壁塗装でも行う事ができ、また周辺環境についても気を付ける事で苔予防につながる可能性も。

本日はそんな外壁に発生する苔に対してできる苔対策について解説させて頂きます！

外壁塗装に使用する塗料の種類によっては苔対策をすることが可能です。外壁材を変更する事が難しい、周辺環境を変える事が難しい、といった場合には多少予算はかかりますが塗装で苔対策を行ってみましょう。塗料の持つ性能で苔が生えないように対策を施す事が可能ですよ。

・光触媒塗料

光触媒塗料とは、塗膜が太陽光（紫外線）を浴びることで塗膜に含まれる酸化チタンが反応し塗膜表面に付着した汚れを分解する性能があり、その後雨を受ける事でその分解した汚れを洗い流すセルフクリーニング機能を持っている塗料の事です。苔の胞子も浮かせて洗い流すため、苔対策につながります。ただし光触媒塗料は通常の塗料に比べるとコストが多くかかる点、また太陽光が当たらない場所や雨が当たらない場所では十分な性能を発揮する事ができない点には注意が必要です。

・防カビ、防藻塗料

防カビや防藻機能を持つ塗料を使用することでも苔対策に繋がります。防カビ･防藻塗料には塗膜についた苔やカビといった菌や胞子の繁殖を防止する成分がありますので、外壁に発生する苔に悩まされている場合には使用してみても良いかも知れません。防藻塗料には外壁用や建物用、また木材用といった種類があるものがあり、それぞれ適した防藻塗料を使い分ける事で十分な性能を発揮できるようになります。

・風通しを良くする

外壁の周辺には物を置かないようにするなど、できる限り外壁周辺の風通しを良くするように工夫しましょう。また、少しでも苔を発見したらすぐに対処することで外壁の広い範囲に苔が広がってしまう事を阻止する事ができます。

・外壁材を工夫する

モルタルやスタッコ･リシン仕上げの外壁など、防水機能が低く凹凸の多い外壁の場合には埃や水が溜まりやすく苔が繁殖しやすくなってしまいます。苔対策としてはタイル外壁や金属系の外壁材を採用することで苔が発生しにくいだけでなく汚れも付きづらく、またすぐに拭いて掃除をすることができます。

・バイオ洗浄

バイオ洗浄とは、高圧洗浄では取り切れない汚れを取るために専用の薬剤を外壁に吹きつけて苔を含む汚れを綺麗にする方法です。バイオ洗浄をすることで高圧洗浄では取り切れなかった苔を根こそぎ落とす事ができるため、再発を含めた苔対策にも繋がります。

・水場が近い

住宅の近くに川があるなど、住宅に水場が近い場合にはその水場から湿気が上がって来て常に高い湿度を保つ環境になってしまいますので、苔が繁殖しやすく外壁に苔が発生してしまう可能性があります。

・日当たりが悪い

日当たりが悪いと外壁が濡れた場合乾燥までに時間がかかります。濡れている時間が多くなり湿気が溜まってしまいますので、苔の繁殖しやすい状況となってしまいます。

・風通しが悪い

住宅の置かれている環境が風通しが悪い場合には雨で塗れた外壁が乾くまでに時間がかかり湿気が溜まってしまい苔の繁殖を手助けしてしまいます。

・外壁が劣化している

外壁が劣化し内部の断熱材が湿ってしまっている場合、湿った断熱材が苔が繁殖するのに必要な水分を供給するため苔が繁殖しやすい状況を外壁に作り出してしまいます。

・苔が生えやすい外壁材

モルタル壁やリシン･スタッコ壁、また窯業系サイディングの外壁材は凹凸が多く汚れや水が溜まりやすいため、そうした箇所から苔が発生しやすいです。

外壁に生える苔に悩んでいる方は「光触媒塗料」や「防カビ・防藻塗料」などを使用して外壁塗装をすることで苔対策を行う事ができます。また外壁材によっては苔が生えやすいものがあるため、外壁材自体をタイルや金属系のものに変えるなどすることで苔を寄せ付けない外壁にすることが可能です。苔が生えやすい環境として「風通しや日当たりが悪いこと」や「水辺が近くにあること」などがあげられ、できる限り外壁の周りには物を置かない事でも苔対策に繋がります。