遮熱塗料は「効果なし」！？　効果を感じられない理由とは

こんにちは！外壁塗装専門店PRIDEです！

外壁塗装や屋根塗装に使用できる塗料には様々な種類があり、選ぶ塗料によって得られる効果や耐用年数も違います。その中でも特別な機能を持つ塗料が存在しており、この記事ではその中から「遮熱塗料」についてピックアップしています。

「遮熱塗料での塗装を考えてるけど、効果なしって本当？」

「遮熱塗料で塗装したけど効果が感じられない…」

と遮熱塗料について疑問やお悩みを持っている方もいらっしゃるかと思いますので、本日はそんな方に向けて遮熱塗料の特徴と遮熱塗料について「効果なし」と思ってしまう場合についてお話させて頂きます。

・遮熱効果が低い

遮熱塗料にも様々な種類があり、種類によって遮熱効果が高いものと低いもの様々です。そのため塗装に使用した遮熱塗料の種類によってはせっかく遮熱塗料を使用したのに「効果なし」と感じてしまう場合があるかも知れません。

・断熱効果はない

遮熱塗料には「遮熱」効果はありますが「断熱」効果はありません。「遮熱」とは太陽からの光と熱を反射し屋根材に伝えない機能を持ちます。しかし室内の熱を外に出さない、また室外の熱を中に入れない「断熱」の機能は無いため、断熱の効果を期待している場合には「効果なし」と感じてしまうかも知れません。

・劣化している

遮熱塗料の遮熱効果の維持には定期的な塗り直しが必要です。塗装してから年数が経って塗膜が劣化してきている場合には遮熱効果が落ちて「効果なし」と思ってしまうかも知れません。また遮熱塗料の中には耐用年数が短いものもありますので、塗装した遮熱塗料の耐用年数に合わせて塗りなおしを検討しましょう。

・塗膜が汚れている

遮熱塗料は塗膜表面が綺麗に保たれ艶があるほど効果を発揮します。そのため塗膜が汚れている場合には遮熱効果が落ちる可能性があります。

・ムラがある

塗膜にムラがあり、塗膜が厚い部分や薄い部分がある場合には遮熱塗料の遮熱効果にもムラができ、効果を感じられない可能性があります。

・曇っている

遮熱塗料は塗膜で光を反射することで熱を伝えない機能を持つ塗料です。そのため曇りの日に発揮する効果はゼロと言っても過言ではありません。曇りの日には遮熱塗料は「効果なし」と言えます。

・屋根材や間取りによる

どうしても遮熱塗料の効果を感じやすい屋根材や住宅の形というものがあります。例えばトタン屋根のような金属製の屋根材である場合にはトタン屋根は熱伝導率が高いため遮熱塗料による効果が分かりやすいです。またリビングが2階にあり屋根と近い場合などにも遮熱塗料による効果を実感しやすいです。逆に住宅に使用されている屋根材や間取りによってはその効果が実感できず「効果なし！」と感じてしまう場合もあるかも知れません。

・外壁に使用している

遮熱塗料は外壁塗装にも使用する事ができますが、屋根塗装に使用した場合と比べて効果を感じにくい化膿性が高いです。外壁は時間帯や季節によって太陽光があたる箇所や角度が違うため、場合によってはほとんど外壁に光が当たらない場合があります。そうした場合は遮熱塗料は力を発揮する事ができません。また戸建て住宅の多くには断熱材が使用されており、断熱材が既に外からの熱を室内に伝えにくい性能を持っていますので、そこに更に遮熱塗料による塗装を追加しても体感として感じにくい場合が多いです。

そもそも遮熱塗料とは簡単に言うと「太陽光からの熱を反射する塗料」です。もう少し詳しく説明すると、遮熱塗料とは太陽光に含まれている赤外線を反射し熱を発生させにくくする塗料で、塗膜の表面温度を下げる効果があります。塗膜の表面温度を下げる事ができるため屋根材が熱を持つことを防ぎ、室内に熱が伝わる事を抑制します。遮熱塗料が持っているのはそうした熱を反射し室内に伝えない「遮熱」効果のみで、外からの熱を室内に伝えない、また室内の熱を外に逃がさない「断熱」効果ではないため、曇りの日には効果を発揮せず、また冬場には室内を温めるような効果はありません。

遮熱塗料で施工したのに「効果なし」！と感じてしまう理由についてお話してきました。遮熱塗料は通常の塗料に比べて施工にかかるコストが高いため、本当に効果があるの？と思ってしまい遮熱塗料での施工を迷う方もいらっしゃるかと思います。遮熱塗料には確かに屋根の表面温度を下げる効果がありますが体感としてしっかりと感じられるには一定の条件があります。自宅が遮熱塗料で塗装するのに向いているのか、効果を感じられるような条件が揃っているかなどについて迷う場合には実際に塗装業者に相談することで最適な塗料について提案してもらう事ができます。後悔の無い塗装を行うためにプロの意見を聞いてみるのも一つの手です。