シート防水されてるベランダってdiyで補修可能？その方法とは

こんにちは！山形市の外壁塗装専門店PRIDEです。

ベランダやバルコニーは外にあるため雨風や紫外線に常に晒される箇所です。そのため多くのベランダやバルコニーは防水工事がされており、下地の保護と防水性能の維持をしています。

しかしこの防水工事も紫外線や雨風を受けて劣化していくため、定期的なメンテナンスが必要となります。

しかし業者に依頼してメンテナンスを行うにはコストがかかるため、多少のメンテナンスであればdiyでできないだろうかとお考えになる方もいらっしゃるでしょう。本日はそんなdiyでベランダの防水の補修ができないかとお考えの方に向けてシート防水がdiyで補修可能なのかどうかについてお話させて頂きます。

シート防水されているベランダはdiyで補修することはできません。シート防水は専用のゴムシートや塩ビシートをベランダの床面に貼って防水施工をする方法で、シートを貼って施工するため防水層の厚みが一定になるメリットがある一方、複雑な形状の箇所の防水工事には向かないです。そんなシート防水は補修を行う際、痛んでいるシートを剥がして交換する必要があります。ベランダ下地とシートとの間に隙間が空いてしまったり補修が不十分だとシートの下に水が入り込んでしまいシートの膨らみや下地の痛みに繋がります。シートを自分で購入して加工する必要があるためためdiyでは補修が難しく、シート防水で施工されているベランダのdiyでの補修はおすすめしません。また、シート防水の上から防水塗料を使用して塗装を行い補修を行うとシートの下のベランダ下地の劣化を見逃してしまい結果として劣化が進んで後々補修により費用がかかってしまう可能性がありますのでおすすめできません。

・ウレタン防水、FRP防水等の塗料防水

ウレタン防水、FRP防水等の防水工事には防水層の保護のために上からトップコートを塗装しています。そのトップコートの塗り直しであればdiyで行う事が可能です。ウレタン防水やFRP防水はそのままでは紫外線や雨風に晒され本来の耐用年数よりも早く劣化が進んでしまいます。そのためそれらの影響から防水層を守るためにトップコートを塗って防水層を保護しています。このトップコートも経年劣化で劣化しだんだんと防水層を守る事が出来なくなってくるため、5年に1度程度は塗り替えを行う事で防水層を守る機能を取り戻す必要があります。このトップコートの塗り直しはdiyで行う事ができますので、5年に1度業者に依頼するのは避けたいといった方にはおすすめできます。ただしトップコートの施工をする際には現在の防水層の状態をよく見極めてから行う必要がありますので、diyで行う事に不安がある場合には業者に依頼しましょう。

・むき出しのコンクリートの防水施工

塗装されておらずコンクリートがそのままになっているベランダであればdiyで塗料を使用してベランダ表面を塗装し防水性能を持たせることができます。既に防水塗装をされているベランダであれば防水層がベランダ下地であるコンクリートを紫外線や雨風から守ってくれていますが、特に塗装されていないベランダの場合は紫外線や雨風に晒されているため劣化が進みやすいです。そのためdiyでの防水塗装を行う前に下地に問題が無いかどうかをよく確認してから施工するようにしましょう。

【diyで対応可能な防水補修】

・汚れ

汚れがあるものの掃除をすれば綺麗になり、ひび割れや色あせが見当たらない場合にはdiyで対応が可能です。高圧洗浄機やデッキブラシを用いてベランダ表面を綺麗に洗浄し、（トップコート塗り替えの場合は）専用のヘラでトップコートを剥がします。

・色あせ

色あせが少し見られる程度でひび割れが無い場合もdiyで補修可能です。汚れのみの場合同様、表面をよく洗浄してから補修を行います。

・小さなヒビが数か所

小さなヒビが1か所、2か所ある程度であれば難易度上がりますがdiyでの補修が可能です。高圧洗浄機等で表面の洗浄を行った後にひび割れの補修を行います。

 

【業者に依頼がおすすめ】

・酷い色あせ

色あせが酷い場合には防水層が痛んでいる場合があり、防水層の補修はdiyでの対応が難しいため、業者に補修を依頼することをおすすめします。

・複数個所のひび割れ

複数個所にひび割れがある場合にはベランダの防水層や下地が痛んでいる場合があるため、diyでの補修はおすすめできません。業者に依頼ししっかりと下地の状態まで確認してもらいましょう。

・防水層が見えている

防水層を保護しているトップコートが剥がれ、防水層が見えている箇所がある場合にはdiyでの補修は困難なため、業者に依頼ししっかりと補修してもらうようにしましょう。

・雨漏り

防水層や下地が劣化し既に雨漏りが起きてしまっているような場合にはdiyでは補修する事ができません。しっかりと雨漏りを止めてもらうためにもプロの業者に依頼しましょう。

diyでの補修ができそうな状態に見えても、もしウレタン防水やFRP防水の防水層に劣化が見られる場合にはdiyでの補修は行わず、必ず業者へ相談しましょう。

ベランダのシート防水はシートの張り替えが必要となるためdiyでは補修が難しいです。そのためシート防水のdiyでの補修はおすすめしません。ただ、ウレタン防水やFRP防水のトップコートの補修であればdiyでも行えるため、5年に1度トップコートを塗りなおすのに業者に依頼するのは避けたいといった方はdiyで挑戦してみても良いかも知れません。ただしdiyで補修を行う際も防水層や下地の劣化が見られたりするような場合にはdiyでは行わず、業者に依頼ししっかりと補修してもらうことをおすすめします。