ガルバリウム屋根の耐用年数ってどれくらい？寿命を伸ばす方法とは

こんにちは！山形市の外壁塗装専門店PRIDEです。

皆さんはガルバリウム屋根の耐用年数についてご存じでしょうか？ガルバリウム屋根について聞いたことが無いという方からリフォームでガルバリウム屋根にしたい方や屋根カバー工法でガルバリウム鋼板を使用したくてその耐用年数について気になっている方もいらっしゃるかと思います。またガルバリウム屋根は屋根材として長い耐用年数を持っていますが、その高い耐久力を最大限生かすために一体どのような事をすればいいのでしょうか？

本日はそんな疑問をお持ちの方に向けてガルバリウム屋根の耐用年数とその耐用年数を最大に伸ばすために出来る事についてお話させて頂きます。

ガルバリウム屋根の耐用年数は約25年～35年です。25年という耐用年数は25年でガルバリウム屋根がだめになってしまうという訳ではなく、少なくとも25年間は穴が開いてしまったり壊れてしまったりはしないだろうという年数です。ただし住宅がおかれている環境やメンテナンスの頻度などによっては上記の耐用年数よりも先に劣化症状や不具合が出てきたりする可能性もあります。

ガルバリウム屋根とは、ガルバリウム鋼板から作られている耐久性の高い金属製の屋根です。ガルバリウム鋼板はアルミニウムと亜鉛合金、シリコンでつくられています。スタイリッシュな雰囲気にすることができるデザインで瓦屋根やコロニアル（スレート）屋根を超える人気を持っています。軽量のため住宅の耐震性を極力落とす事無く施工する事ができ、ガルバリウム鋼板は耐用年数も長く耐久力も高いため屋根材として申し分ない素材と言えます。

・塩害

住宅や建物が海の近くにある場合や付近に工場がある場合ガルバリウム屋根が酸性の物質を受けたり塩分を受けたりする事があります。そのような環境ではガルバリウム屋根の表面が塩害によって腐食しやすくなり、耐用年数も短くなってしまいます。塩害による耐用年数の低下を防ぐためによりこまめなメンテナンスを行う事をおすすめします。

・塗膜が劣化

ガルバリウム屋根には製造された時から表面を保護するために塗装がされています。この塗装によって太陽から受ける紫外線や雨水からガルバリウム鋼板を保護していますが、経年劣化によって塗膜が劣化し塗膜が持つ防水性や耐候性が落ち、表面の保護機能が失われてきてしまいます。塗膜による保護機能を失ったガルバリウム屋根は錆が発生しやすくなり耐用年数が短くなる可能性があります。

・表面についた傷

ガルバリウム屋根に使用されるガルバリウム鋼板は塗膜で保護されているとお話させて頂きましたが、飛来物が当たったり等して屋根表面に傷がついたりして表面の塗膜が削れてしまうとそこから水分などが侵入し錆の発生原因となります。錆が発生したガルバリウム屋根は放置すると耐用年数が落ちる可能性があります。

ではガルバリウム屋根の耐用年数をできるだけ伸ばすためにはどのようにすれば良いのでしょうか？

・屋根塗装

ガルバリウム屋根の耐用年数を削る最大の原因は錆の発生と言えます。その錆の発生を防ぎ耐用年数を最大限伸ばすためには定期的に屋根塗装を行うことをおすすめします。ガルバリウム鋼板は塗装で保護されており、その塗膜が劣化してくる事でもガルバリウム鋼板の耐用年数が減ってしまう原因になる事がお話させて頂きました。定期的なメンテナンスを行い元から塗装されている塗膜が劣化してきたタイミングで屋根塗装をして塗膜を塗りなおす事で再度塗膜による保護機能を復活させる事ができます。

≪耐用年数を過ぎたガルバリウム屋根に出来るメンテナンス≫

屋根塗装を行う事で塗膜による保護を復活させる事ができますが、屋根塗装ではガルバリウム屋根の耐用年数自体を伸ばす事が出来る訳ではありません。劣化したガルバリウム屋根を元の状態に戻す事は屋根塗装ではできませんので、ガルバリウム屋根の耐用年数が限界になった場合には以下の工法を用いて屋根の耐久力を取り戻す事をおすすめします。

・屋根カバー工法

屋根カバー工法は既存の屋根の上に新しい防水シートを張り、その上から新しい屋根材を被せて施工する方法です。旧屋根材を撤去する必要もないため費用を抑えて屋根の補修施工を行う事ができます。しかし屋根下地の補修は行えない点や屋根下地自体が腐食したりしている場合には行えない可能性があります。

・屋根葺き替え

屋根葺き替え工事は既存の屋根材を撤去し、屋根下地の補修や交換も行う方法です。屋根を一新するためコストも工期もかかりますが屋根の寿命自体は大きく回復します。

ガルバリウム屋根の耐用年数とその耐用年数をできるだけ伸ばす方法、また耐用年数が限界を迎えたガルバリウム屋根の補修方法についてお話させて頂きました。ガルバリウム屋根は約25年～35年の耐用年数を持っており、その高い耐久力や軽量である点などから人気のある屋根材です。ただしガルバリウム屋根の耐用年数を最大まで伸ばすためには定期的なメンテナンスが欠かせません。大体15年を過ぎたあたりで1度ガルバリウム屋根のメンテナンスと必要に応じて屋根塗装を行うことをおすすめします。