一戸建ての外壁塗装にかかる足場の相場はどれくらい？

こんにちは。山形市の外壁塗装専門店PRIDEです。

一戸建てのような住宅の「屋根塗装」や「外壁塗装」の施工を考えて塗装業者に見積もりを依頼した際、その見積書の中に「足場代」という項目があるかと思います。この足場代についてかかる費用目安について皆様はご存じでしょうか？足場代の相場を知る事で実際に提示されている足場代の費用が適正なのかを知る事ができるため、外壁塗装や屋根塗装を依頼する塗装業者を選択するための一つの目安となります。

本日はそんな一戸建てにかかる足場代の費用相場について気になっている方に向けて実際足場にどれくらいの費用がかかるものなのか、またその内訳はどうなっているのかについてお話させて頂きます。

足場の相場は大体1㎡あたり約700円～1000円ですので、実際に施工する一戸建ての大きさや何階建てかなどにもよりますがかかる足場代の相場は大体15万～20万前後です。

では実際足場代の内訳としてはどのようなものが含まれているのでしょうか？またその相場についても細かくお話させて頂きます。

・人件費：1日あたり一人約2万が相場

足場を設置するためには当然ですが足場を組み立てて設置する人間が必要となり、その職人たちに支払う人件費が必要となります。足場は組み立てと解体作業が必要なため、費用相場としては大体足場の組立時にかかった人件費の倍。例えば足場を１日で設置するのに２名の職人が必要であった場合、４万。解体時にも1日かかり、2名で４万で足場代にかかる人件費としては８万という計算になります。

・交通費：往復で１万が相場

足場代に含まれる交通費にかかる費用の相場としては大体往復で1万が相場です。この交通費も人件費同様組立時と解体時に1回ずつかかるものになります。つまり設置時と解体時で合計2万という計算です。

・運営費：2万～5万が相場

足場を設置する足場業者の運営費もそこに上乗せされます。「人件費」「交通費」は実際にかかる費用。運営費は足場を設置する足場業者の運営費・利益となります。

・中間マージン：4万～11万相場

足場の組み立てと解体は多くの場合塗装を行う塗装業者ではなく足場の設置を専門にしている足場業者によって行われます。つまり外壁塗装や屋根塗装といった依頼を承った塗装業者から足場の組み立て設置や解体について足場業者に足場の設置を依頼する事になります。その際に「中間マージン」として施工費用に費用がさらに上乗せされます。この中間マージンは塗装業者が足場材を保持しており直接組立・解体をする場合や施主が直接足場を組み立てる業者に足場の組み立て解体を依頼する場合には発生しません。

実際の足場代は「足場面積」×「施工単価」で算出されます。そのため足場にかかる総額が「足場面積」に足場の施工単価である「700～1000円/㎡」をかけた費用内に収まっていれば足場の相場範囲内と言えます。ただし足場代は自宅の延べ面積と階数によって大きく変わってくる点には注意が必要です。中には一戸建てでも2階以上ある場合には高所作業費として通常の足場代にプラスして費用を加算する業者もいます。そのため足場代の費用相場は15万～20万であるものの、実際にかかる費用は一戸建ての大きさによって大きく変わってきます。

・階数が多い

一戸建てのような住宅に限りませんが、塗装等の工事を行うために足場を組み立てる場合その建物の階数が多い場合には足場代が相場よりも高くなる場合があります。一戸建ての外壁塗装に最も使用されるのは「クサビ式足場」ですが、軒高10m未満の場合に使用される足場のため、3階建て以上の住宅ではクサビ式足場ではなく枠組み足場を使用する場合があります。枠組み足場は費用相場が大体1000～1300円/㎡ですので、クサビ式足場を使用するよりも足場代が高くなり相場よりも費用が多くかかる可能性があります。

・敷地が狭い場合

住宅の敷地が狭い場合にも足場代が相場を超える可能性があります。というのも敷地が狭いケースには人件費が上乗せされる可能性があるためです。狭い敷地に足場を組んで設置する場合難易度が上がり手間や時間が多くかかることになり、職人の数を増やす必要があるかも知れません。そうなるとその分の人件費が上乗せされ結果として足場代が相場よりも高くなる可能性があります。

・特別に運搬が必要

施工を行う住宅周辺の道路の道が狭くて現場まで運搬車が入り込めない場合、運搬車から現場まで手作業で運ぶことになるため運搬費が特別にかかる可能性があり、それによって足場代が相場よりも高くなる可能性があります。

一戸建ての外壁塗装や屋根塗装にかかる足場代についてお話してまいりました。住宅の大きさや階数にもよりますが足場代の大体の相場は15～20万です。ただし前述したように敷地が狭くて運搬費が別途かかったり住宅の階数が高くて使用する足場の種類が変わったり業者によっては高所作業費として費用が上乗せされる可能性もありますので注意が必要です。