外壁塗装中に夕立が！施工はどうなる？

外壁塗装の施工中に夕立が来たら作業は中止されます。というのも、塗料は乾燥させることがとても大切であるためです。そのため作業中に夕立が起きてしまったら雨が降っている間は塗装作業を行う事ができず多くの場合中断されます。天気予報の降水確率と違って夕立は中々予測する事が難しいため、夏の外壁塗装時には作業が中断されてしまうリスクも考え施工を依頼しましょう。

事前の天気予報で降水確率が高い場合には職人たちも様子を見ながら、雨の当たらない軒天の塗装を行ったりします。腕の良い職人の場合には「雨養生」と言って雨をしのげるような養生を張って作業を行う事もあります。ただ、防げる雨風にも限度がありますので、作業が中止になる事もあるでしょう。乾いていない状態の塗料に雨が当たってしまうとせっかく塗った塗料が流れてしまう他、白く濁って乾燥してしまったりなど施工不良の原因になってしまいます。そのため、軒下等雨の当たらない箇所の施工も無くできる事が無い時には作業は中止されます。

夕立が起きた際に塗装途中の面が濡れてしまった時には塗り直しになる可能性があります。塗料は完全に乾燥してしまえば雨で流れてしまう事はありませんが、乾燥していない場合や乾燥が不完全な場合には乾燥した際に汚くなり美観を損ねたり、塗料本来の力を発揮することができません。夕立後に塗装面を確認した際、問題があれば塗り直しになるかと思います。

夕立がやんだ後には作業内容によって工事が再開されることもあります。夕立の後には多くの場合塗装面が濡れているため、その上から塗装する事はできません。ただし、「高圧洗浄」や「ビニール養生」、「ケレン」といった作業は塗装面が濡れていても関係ないため行う事ができます。

急な夕立等で作業が中止になるなどして当初の予定より工期が伸びてしまう事もあり得ます。ただその場合でも伸びた工期分施工費用が増えてしまう事はほぼあり得ません。費用は変わりませんが、工期が伸びてしまうと困るという方は夏ではなく比較的天候の安定した春や秋に外壁塗装を依頼する事をおすすめいたします。

夏場に外壁塗装を行う際、夕立等急な雨は起きてしまうものです。基本的に天気によって工期が伸びてもそれにより追加費用は発生しませんが、不安な場合にはあらかじめ業者に確認し、契約書に追記してもらうなどしてもらいましょう。この時契約書への追記を断ってきたりするような業者は悪徳業者である可能性が高くなりますので十分気を付けるようにしましょう。