モルタル外壁のクラック補修方法【DIYで対応可能？】

こんにちは！

山形市の外壁塗装専門店『PRIDE』です。

本日は外壁によく使用されるモルタルにひび割れ(クラック)が発生してしまった場合、どのように補修するのか、その方法と原因について解説します。

クラックの状態によってDIYで補修できる可能性も？

 

 

■代表的なモルタル壁のクラック補修方法

・シーリング材を塗り込む方法

ヘアークラックと呼ばれる0.3mm以下の小さなクラックによく使用される工法です。

シーリング材をクラックに沿って塗っていき、指等でクラック内部へ押し込んでよく慣らします。

その後クラック跡が分からないよう上から塗装します。

 

・クラック部分を切ってシーリング材を入れ込む方法

ヘアークラックよりも大きなクラック(構造クラックと呼ばれるクラック)に使用される事のある工法です。

まずクラックに沿って電動カッターでV字、もしくはU字型に溝を作っていきます。

その後に溝に残るホコリを綺麗にし、シーリング材の定着を良くしはがれにくくするプライマーを塗布していきます。

シーリング材を入れていきヘラで均一に慣らし、クラック跡が分からないよう塗装します。

 

 

■モルタル外壁のクラックはDIYで補修できる？

・ヘアクラックなら可能

モルタル外壁のクラックを自分で補修できるかどうかはクラックの大きさ、深さによります。

例えば0.3mm以下の細く浅いクラックであれば自分で補修可能です。

自分で行う手間はかかりますが補修費用も安く済みますので、挑戦してみても良いかも知れません。

 

 

■自分でモルタル外壁のクラックを補修する方法

ホームセンター等に売られている補修材を用いることで自分でクラックを補修する事ができます。

 

・スプレータイプを使用する場合

①クラック部分の汚れを落とし、よく乾かします。

②クラックとその周辺に補修材をよく吹きかけます。

③補修材が完全に乾燥したら補修箇所が目立たなくなるよう塗装します。

 

・セメントタイプを使用する場合

①クラック部分のホコリ等を落とし、よく乾かします。

②クラック内部を綺麗にします

③クラック内部に入り込むよう補修材を塗りつけます。

④補修材を塗り付けたら平らになるよう慣らします。

⑤補修材が完全に乾燥したのを確認したら目立たなくなるよう塗装します。

 

 

■なぜモルタル外壁にクラックが発生するの？

 

・モルタルの乾燥

モルタルに含まれる水分が無くなり硬化乾燥することによってヒビ割れを起こす可能性があります。モルタルの外壁は施工後２～３年は乾燥し続けるため細かいクラックにも注意が必要です。また、完全に乾燥すると乾燥を原因としたクラックはそれ以上大きくはなりません。

 

・経年劣化

一定期間経つとモルタル外壁の塗膜は太陽光からの紫外線や雨風によって劣化し、防水性を失っていきます。

塗膜が防水性を失うとその下のモルタル外壁が雨や雪などの水分を吸収するようになります。水分を吸収し膨張、乾燥し収縮を繰り返すうちに劣化が進み、クラックを起こします。

 

・地震等

地震等で住宅が揺れた場合、その歪みに耐えられずクラックを起こすことがあります。

 

・寒暖差

寒暖差によってもモルタル外壁にクラックが起きる可能性があります。

暑い日は膨張、寒い日は収縮する傾向のあるモルタル外壁はその寒暖差が大きいと収縮と膨張に耐え切れずクラックを起こしてしまう可能性があります。

 

・施工不良

材料を正しく扱わなかったり下地処理をおろそかにしたり等、施工不良によってもクラックは発生します。

施工不良によるクラックは施工後数年の間に起こる場合が多く、塗装の剥がれ等も伴う可能性があります。

経年劣化よりもずっと早い時期にクラックが起きた場合には施工不良を疑い、まずは施工業者へ連絡しましょう。

 

 

■まとめ

モルタルのクラックは細いクラック(0.3mm以下)とそれ以上のクラックにより最適な補修方法が違います。

主に細いクラックにはシーリングを塗り込む工法、それよりも大きいクラックにはまず補修するクラックを中心に削り、シーリングで埋める工法を用います。

また、クラックが起きる原因の多くはモルタルの乾燥や経年劣化であり、クラック発生までの期間により施工不良も疑われます。地震等の揺れでゆがみが生じた際にも起きやすいです。

いずれにしてもクラックを発見したらまずは施工業者へ連絡し相談しましょう。

DIYで直せる範囲は0.3mm以下まで。それ以上はDIYではなかなか難しいため業者へ依頼することをおすすめいたします。

 

■外壁の事でお悩みなら外壁塗装専門店『PRIDE』へ

モルタルに発生したクラック等、外壁に起きた不具合でお困りであれば山形市の外壁塗装専門店『PRIDE』へお気軽にご相談下さい。

クラックの大きさや外壁材に合わせた最適な補修方法で外壁を補修し塗装いたします。

クラックはその大きさと深さにより緊急度が変わります。雨漏りの原因となる可能性もありますので、心配な場合は早急に対処しましょう。