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モルタルの仕上げに行う施工にはいくつか種類が。その内容について解説します!

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【保存版】モルタルの仕上げ方法4選!

モルタルの仕上げ方法種類4選!

2024/02/02

こんにちは。外壁塗装専門店『PRIDE』です。弊社は山形市を中心に外壁塗装や屋根塗装といった塗装業をメインに行っている塗装業者です。

外壁材の選択肢の一つ、モルタル。モルタルはサイディングのように壁に継ぎ目が出来る事もなくデザイン自由度がとても高い為、外壁にこだわりのデザインを施したい方等に人気の建築材です。

またモルタルは様々な仕上げ方法を持っています。そしてその仕上げ方法によって耐久年数を上げたり、高いデザイン性を持たせたりすることが可能です。

この記事ではそのモルタルの仕上げ方法の種類について解説しています。

目次

    モルタルの仕上げ方法の種類4選!

    ①リシン仕上げ

    リシン仕上げはセメントやアクリル樹脂に骨材と呼ばれる砂や細かく砕いた石、さらに顔料を混ぜたものをリシンガンで吹き付けて仕上げる工法です。細かな石がまぶされているような凹凸が特徴の仕上げ方法です。比較的安価で施工でき通気性にも優れているため90年代前半までは国内の住宅の外壁の多くに使用されていました。

    吹き付け仕上げ

    リシンをリシンガンで吹き付けて仕上げています。そのため骨材である小さな石が外壁表面にまぶされているような質感になります。

    掻き落とし仕上げ

    リシンを吹き付けた後に尖った針で表面を削り仕上げる工法です。表面を削る為吹き付け仕上げに比べて凹凸が抑えられます。また掻き落としする関係上吹き付け仕上げよりも厚めに吹き付けます。

    リシン仕上げは艶が無く落ち着いた雰囲気に仕上がる一方、凹凸にホコリや汚れが溜まりやすくカビや藻が発生しやすいというデメリットもあります。耐久年数は10年以内と短めで、劣化して耐久性が落ちてくるとリシンに含まれる骨材がぽろぽろと落ちてくるようになります。

    ②スタッコ仕上げ

    リシンは塗料に砂を混ぜて施工するのに比べ、スタッコはセメントに塗料を混ぜ、さらにそこに骨材などを混ぜたものを吹き付け施工します。また、リシン吹き付け仕上げに比べると吹き付けで約3倍~、コテ塗りで約6倍~ほど価格が上がります。

    吹き付け仕上げ

    スタッコを専用のスプレーガンで吹き付け仕上げる方法です。スタッコに含まれる骨材がリシンよりも大きいため、リシンに比べてより凹凸が大きくなります。ただ触ってみるとリシン仕上げが少し尖っているように感じる一方でスタッコ仕上げは比較的なめらかに感じられます。

    吹き付け仕上げ(ヘッドカット)

    スタッコを吹き付けたあと、プラスチック製のローラーやコテを用いて模様を潰して仕上げるのがヘッドカット仕上げです。吹き付けただけではボコボコとしていた施工面がローラーで慣らされて平らになっています。

    コテ塗り

    スタッコを吹き付けるのではなくコテで塗ることで仕上げる方法です。オリジナルの模様が作れる事が利点ですが技術力を必要とする施工方法でもあるため、綺麗に仕上がるか職人の腕次第となります。

    スタッコ仕上げはセメントに塗料と石を混ぜているため、塗料に細かな石を混ぜるリシン仕上げに比べて凸凹も大きく、そして塗膜が厚く耐用年数が10年以内とのリシン仕上げに比べて耐用年数も長いです。劣化してくると剥がれやひび割れといった症状が出てきます。

    ③吹き付けタイル仕上げ

    表面に凹凸がつくよう、専用のスプレーガンで異なる種類の塗料(下塗り・主剤・上塗り)を3層にして1~5ミリ程度の厚さで吹き付けます。複層仕上げ塗材とも呼ばれ、アクリルやシリコン、フッ素等の塗料が選べますが、現在はアクリル系が主に用いられています。価格帯としてはリシンとスタッコの大体間くらいの価格帯です。

    中粒仕上げ

    塗料をスプレーガンから吹き付けた後に特に手を加えない仕上げ方法です。骨材を混ぜているリシンやスタッコの質感がざらざらとしているのに比べて吹き付けタイル仕上げはタイルのように滑らかな表面に仕上がります。

    押さえ仕上げ

    塗料を吹いた後にコテやローラーを用いて表面を潰して仕上げる方法です。凸凹とした表面が慣らされ、より滑らかな表面になります。

    吹き付けタイル仕上げはリシンやスタッコに比べるとより多くのデザインバリエーションが選べます。スプレーの先端を調整し粒の大きさを変更したり、そのあと押さえ仕上げをするかどうかでも印象が変わってきます。また、リシンやスタッコに比べると滑らかで艶のある仕上げになるため、汚れが落ちやすく美観を保ちやすい仕上げ方法です。ただ凸凹してはいるためやはり汚れが残ってしまう可能性もあります。塗装の際にはよく洗浄する必要があります。

    ④左官仕上げ

    左官仕上げは最も自由で美しいデザインを行う事ができる一方、綺麗に仕上がるかどうかは職人の腕次第となる仕上げ方法です。左官が手作業でデザインをつけていくためお客様のイメージ通りの仕上がりになり、唯一無二のデザインを持つ住宅にすることが可能です。

    コテ波仕上げ

    コテ波仕上げはコテの塗り跡を残すように仕上げる方法です。コテの塗り跡は人によって様々でもちろん職人によっても違いますので、職人とよく話し合ってどのような塗り残し跡にするのか決めておきましょう。

    スパニッシュ仕上げ

    スパニッシュ仕上げはコテで作る四角い模様が特徴の仕上げ方法です。厚く塗ったあとにコテの後ろの部分で模様をつけていきます。違和感なく綺麗に仕上げるには職人のセンスが必要となります。

    扇仕上げ

    扇仕上げはコテを使って扇状に模様が残るよう塗る仕上げ方法です。均一に綺麗に扇状の模様をつけるには技術が必要です。シックな空間や和モダンな空間と相性の良いデザインです。

    刷毛仕上げ

    ブラシのようなハケを使って横線になるよう模様をつけていきます。ハケの方さや粗さによってもつく模様が違っています。

    スタッコ調仕上げ

    表面がザラザラとするよう質感を残したパターンです。ヨーロッパ建築に多く取り入れられていたデザインで、洋風な住宅と相性の良い仕上げ方法です。

    デザインによって模様の凹凸の大きさは違いますが、いずれにしてもつるつるとした表面ではなくその凹凸によって水アカやカビ、苔の原因になります。左官仕上げに多く用いられるジョリパットはもちろん、使用素材が漆喰であってもカビや苔が発生する可能性があります。せっかく職人に綺麗に施工してもこのリスクだけは避けられません。綺麗な壁なのにどうしても汚れて欲しくないといった場合には左官仕上げは内装に用いるのが良いかも知れません。

    まとめ

    モルタルの仕上げ方法にはいくつか種類があり、それぞれリシン仕上げは「細かくザラザラでこぼこしており安価だが耐用年数が短い」、スタッコ仕上げは「リシンに比べてでこぼこが大きくリシンよりも耐用年数が長いが費用も上がる(左官仕上げはより高価)」、吹き付けタイル仕上げは「価格は大体リシンとスタッコの間で、リシンとスタッコに比べるとざらつきが少なくタイルのようにつるつるとしている」、左官仕上げは「仕上がりが職人の腕に左右されるがデザインの自由度が高い。手作業で行う分どの仕上げ方法よりも高価」という特徴がありました。それぞれ耐久年数だけでなく出せる風合いも違いますので予算等も考え自分の理想の外壁になるようよく検討し仕上げ方法を決定しましょう。

    山形の外壁塗装専門店『PRIDE』

    山形の外壁塗装専門店『PRIDE』は外壁にこだわりのあるお客様のご要望もお聞きし、施工プランをご提案させて頂いております。予算も合わせてぜひお気軽にご相談頂ければと思います!

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