弾性リシンって?アクリルリシンの違いとは
2024/02/05
こんにちは。外壁塗装専門店『PRIDE』です。
モルタルの仕上げ方法の一つに「リシン仕上げ」というものがあります。
リシンというのは塗料と細かな石を混ぜたもので、リシンガンで吹き付けて施工します。
このリシンに使用する塗料には「アクリルリシン」「弾性リシン」「セメントリシン」等いくつか種類があり、今日はその中から「弾性リシン」についてお話いたします。
■弾性リシンとは
弾性リシンとは、アクリルリシンの原料となるアクリル樹脂に伸縮性を持たせた弾性アクリル樹脂を原料とするリシンです。
アクリルリシンは塗膜が薄い事もありひび割れしやすいですが、この弾性リシンはアクリル樹脂に伸縮性を持たせてあるためひび割れしづらい素材となっています。
そのためそもそもひび割れしやすいモルタルがいざひび割れを起こした際にそのひびに追随し、雨水の侵入等を防ぐ事ができます。
■弾性リシンのメリットとは
上記の通り、弾性リシンには「割れにくい」というメリットがあります。
またアクリルリシンに比べて耐用年数も長くなります。
■弾性リシンにはデメリットも
弾性リシンは弾性を持っているためひび割れしにくいというメリットがありますが、少々剝がれやすいというデメリットもあります。
一部でも剥がれてしまうとそこからぺりぺりと剥がれてしまう可能性も。
また、リシン仕上げの特徴でもある凹凸には埃や汚れが溜まりやすく、藻やカビが発生しやすいです。その中でも弾性リシンは特に弾性の無いアクリルリシンに比べると汚れやすいデメリットもあります。
これは弾性を持たせるために可塑剤が多く含まれているためです。
■塗装を行う際にも注意が必要
弾性リシンに塗装を行う際、使用する塗料にも注意が必要です。
弾性リシンの塗膜には骨材が入っており、どうしても隙間に空気や湿気が閉じ込められてしまう可能性があります。
使用する塗料を間違えてしまうと中に空気や湿気が溜まってしまい、それが日光等の熱で膨張することで塗膜が膨れてしまう事があります。
弾性リシンに限らず、リシンを塗装する際には高い透湿性を持つ塗料を使用する必要があります。また、あまり濃い色ですと熱を吸収しやすくなり、膨れのリスクが上がってしまいます。
■まとめ
モルタルの仕上げに使用する事のあるリシンにはいくつか種類があり、その中でも弾性リシンについて解説しました。
弾性を持たないアクリルリシンに比べて伸縮性がありひび割れしづらい一方、剥がれやすい、汚れやすいといったデメリットもあります。
また、塗装を行う際にも使用する塗料に気を付ける必要があり、基本的に透湿性の高い塗料を選ぶ必要があります。
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