ナノテクノロジー塗料について解説！メリットデメリットを理解しよう

ナノテクノロジー塗料：ナノテクノロジーを活用してできている塗料のこと

ナノテクノロジーってなんだろう？と思いませんか。原子や分子のような小さな小さなスケールで制御する技術を指しており、そんなナノテクノロジーを塗料に活用してできたものがナノテクノロジー塗料なのです。何が違うのかというと、大きな点としては塗膜のつなぎ剤である樹脂をナノレベルまで小さくすることで、ハイレベルな機能を付加したりすることができ、実際の塗装時に様々なメリットを引き出すことができるようになります。

• 雨水で汚れが落ちる：ナノテクノロジー塗料の最大のメリットと言ったら、この雨水で外壁の汚れを浮かせて洗い流せる点ではないでしょうか。汚れが塗膜に浸入することを抑制し、カビが生える事もなく、静電気までも防ぐことができる塗料です。
• 色褪せしにくい：ほかの塗料と比べナノテクノロジー塗料は色褪せしにく特徴があります。大きな理由としては、ナノテクノロジー塗料には紫外線に強いシリコン化合物を配合していることが要因です。
• シックハウス症候群になりにくい：ナノテクノロジー塗料を使用すると、シックハウス症候群になりにくいと言われています。シックハウス症候群とは、最近の住宅によくある高気密性であるがゆえに発生する建物などから出る化学物質などによる室内空気汚染とそれによる健康への影響の事を言います。ナノテクノロジー塗料を使用すると、このシックハウス症候群の原因物質と考えられているホルムアルデヒドの飛散がとても少なく抑える事のできる塗料であると証明されている事から安心して取り入れる事ができます。

• 製造しているメーカーが少ない：ナノテクノロジー塗料は製造するメーカーが限られている事が現状です。そのため種類やカラーバリエーションも少なく、明るい色味は今現在ありません。暗めの塗料でしか塗装できない点は明るい色で塗装を考えている人にはデメリットとなるでしょう。
• ツヤのない質感：上記同様に販売しているメーカーが少ない事もあり、今現在ナノテクノロジー塗料にはツヤのない質感の塗料しかありません。光沢を望む方には不向きな塗料ですね。