アクリル塗料について解説！メリットデメリットを理解しよう

アクリル塗料：塗料の主成分が『アクリル系の合成樹脂』でできている塗料のこと

アクリル塗料に含まれている主成分のアクリル合成樹脂は、プラスチック製品やボールペン、コップ、照明器具など、生活の身の回りにあるさまざまなものに利用されている合成樹脂です。昔はこのアクリル塗料、住宅や建物の外壁塗装や屋根塗装にもよく使用されていたのですが、現代ではアクリル塗料よりも性能の高いシリコン塗料やフッ素塗料などといった別の合成樹脂を使用した塗料を使用する事が多くなってきており、お家の塗装で用いる事は少なくなってきました。

• リーズナブルである：ほかの塗料に比べてダントツに費用が安い事が特徴のアクリル塗料！お値段的には一番魅力的です。
• 発色がとてもいい：こちらも、他の塗料と比べた時にしっかりと希望の色味を発色してくれるのがアクリル塗料です。発色重視の塗装を行いたい場合にはとてもおすすめです。
• 光沢、ツヤがよい：発色がいい上に、塗った後の光沢とツヤがとても目を引く仕上がりにできることも特徴です。外壁塗装に使用した場合、晴れた日の存在感には目を引くものがあるでしょう。
• 透湿性能が高い：透湿性能とは水蒸気を通す性能の事を指し、アクリル塗料はこの透湿性能が高いことから、住宅内の内装塗装の際、湿気の溜まりやすいような浴室や洗面所、キッチン周りの塗装への使用に向いている塗料です。

• 耐久年数が短い：アクリル塗料の最大のデメリットはなんといっても耐久年数の短さに尽きるかと思います。3～5年での塗り替えが必要になってしまうアクリル塗料。近年では耐久年数の高い他の塗料でも、アクリル塗料と同等の価格帯で塗装をする事ができるようになってしまっている事から、今では特別な理由がない限り外壁塗装や屋根塗装でアクリル塗料を使用するケースは少なくなっています。
• ひび割れが発生しやすい：耐久年数が低いに合わせ、塗った後ひび割れが発生しやすい点のあるアクリル塗料。ひび割れが原因で塗り替えのタイミングを早めてしまう事にも繋がりますね。
• メンテナンスを繰り返す必要がある：耐久年数も短くひび割れのリスクも高い塗料である事から、メンテナンスを繰り返すスパンがかなり短いというデメリットがあります。お家の外壁塗装は塗料代だけではなく、足場代であったり職人の施工費なども上乗せでの料金となってくるので、1回の外壁塗装の費用を抑える事よりも、次に必要になる外壁塗装の期間を長く保てる事の方が、トータル的なコストはかなり削減できるので、特別な理由がない限り、外壁塗装にアクリル塗料を使用する事はなかなかありません。