外壁タイルって塗り替えが必要？その理由について解説

こんにちは！山形市の外壁塗装専門店PRIDEです！

皆様の住宅に「タイル」は使用されておりますでしょうか？タイルと言っても様々なデザインがありますが、そのどれもが高い耐久力を持っています。

しかしそんなタイルについて「塗り替えしなくても良いのかな…」「綺麗なまま保てるのかな」と不安を持たれるかたもいらっしゃるかと思います。また「タイルは塗装不要って聞いたけど本当？」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

本日はそんな方に向けてタイルの塗り替えは必要なのか、また塗り替えをする場合のメリットデメリットについてお話させて頂きます。

タイルは基本的に塗り替え不要です。というのも、タイルは土や石を高温で焼く事で成形しており、ガラスや石、砂などの無機物であるためです。そのためタイルは紫外線や雨風に強く非常に高い耐候性を備えています。また非常に硬く耐傷性にも優れており耐水性も高いため、総合してタイルは外壁材の中でも耐久力が非常に高い素材と言えます。タイルはこうした高い耐候性と耐傷性を持っていることから塗装による耐候性や耐水性の向上は不要なため、塗り替えは不要なのです。ただし、タイルを塗り替えることで得られるメリットもありますのでご紹介させて頂きます。

・美観維持

タイルは耐久力が高く劣化しにくいですが、年数が経つにつれて色あせや汚れが気になるようになってくる事があります。タイルに色あせがおきたり汚れが付く事無く綺麗な状態を保ちたいという場合には塗り替えをおすすめします。

・耐久性アップ

タイル自体は耐久力が高いため塗り替えを行わなくても綺麗な状態で保つ事が出来ますが、タイルを支えている下地や目地であるモルタルやコーキングは紫外線や雨風を受けて劣化していきます。そのためその下地を保護する目的でタイルを塗り替えることで全体的な耐久性を上げることが出来ます。

・剥がれる可能性がある

タイルを塗り替える場合、しっかりと下地処理を行わないと塗膜が剥離を起こしてしまう可能性があります。塗膜が剥がれてしまうと美観も損ねてしまう他、再度塗り替えを行う必要が出てきます。

・定期的な塗り替えが必要になる

タイルの塗り替えをした場合、タイルは劣化しなくても塗り替えをした塗装の塗膜が劣化してしまいます。そのため塗膜の劣化に合わせて再度メンテナンスを行い、塗り替えをする必要が出てきます。定期的な塗り替えの頻度を減らすためには耐用年数の長い塗料を選択する必要があります。

・クリアー塗料

タイルを塗り替える際にはタイルの持つ雰囲気や色などを色で塗りつぶしてしまわないクリアー塗装がおすすめです。また、クリアー塗料以外を使用すると目地ごと同じ色に塗りつぶされてしまうため、せっかくのタイル外壁が台無しになってしまいます。タイルの塗り替えをする際にはクリアーの塗料を選ぶようにしましょう。

・タイル専用塗料

タイルを塗り替える場合には「タイル専用」の塗料を用いる事をおすすめします。塗料には適用下地という、その塗料を使用する際に適した下地が定められています。その適用下地に「タイル」がある事を確認し、塗り替えに使用しましょう。

タイルは塗り替えを行わなくてもほとんど劣化することはないため、「メンテナンスフリー」と言われてもあながち嘘ではありません。しかしそんな劣化に強いタイルも定期的なメンテナンスを行う必要があります。というのも、タイル自体は強いもののそのタイルを接着しているモルタルやコーキングは紫外線や雨を受けて劣化してしまいます。またタイル自体が何かの衝撃を受けて割れてしまう場合もあるでしょう。そうした場合、タイルの「浮き」や「剥がれ」に繋がる可能性があります。特にモルタルは10年を目安にメンテナンスを行い、タイルの浮きや剥がれが無いかどうかを確認する必要があります。もしタイルが剥がれ落ちた真下に人が居て当たってしまった場合、大きな事故になってしまう可能性があります。そのため劣化しにくい外壁のタイルといえど、定期的なメンテナンスを行い安全を確かめる必要があります。また、メンテナンスの際に浮きや剥がれ、また目地の劣化がある場合には塗り替えではなく別途適切な方法で補修を行いましょう。

タイルは非常に耐久力の高い無機物のため基本的に塗装、塗り替えは不要です。しかしタイルを支える目地やコーキングは紫外線や雨風を受けて劣化していくため定期的なメンテナンスは必要となります。また、目地やコーキングを保護する目的でタイルの塗り替えを行うのは一つの手です。その際にはタイルの持つ雰囲気を壊してしまわないようタイル専用のクリアー塗料を使用する事をおすすめします。またタイルの塗装を行った際には塗膜は劣化していくため、定期的な塗り替えが必要になる点は注意が必要です。