外壁サイディングにおすすめなクリアー塗装！その利点と注意点とは

こんにちは！山形市の外壁塗装専門店PRIDEです。

住宅の仕様を決める際、こだわりを持って外壁サイディングのデザインを決めた方もいらっしゃるかと思います。また現在の住宅の外壁サイディングのデザインが気に入られている方もいらっしゃるかも知れません。しかしサイディングも紫外線や雨風を受けて劣化してくるため、そうした時に外壁サイディングの塗り替えを検討する方もいらっしゃいます。

本日はそんな外壁サイディングの塗装におすすめなクリア塗装についてお話させて頂きます。

・デザイン性を損なわずに塗装が出来る

クリア塗装は無色透明の塗料を使用するため、外壁サイディングが持っているデザイン性を損なわずに塗装する事が可能です。またクリア塗装にはツヤのあるものも存在しており、デザイン性はそのままにサイディングの持つイメージを変える事もできます。（ツヤのあるなしやツヤの強さを選ぶ事もできるため、ツヤなしを選ぶ事ができます）

・チョーキングしない

塗料は劣化してきた際にチョーキングという現象が起きます（指で触った時にチョークの粉のようなものがつく状態）が、クリア塗装に使用する塗料は色が無いため顔料が含まれておらず、劣化症状としてチョーキング現象を起こす事がありません。当然色あせもありません。

・コストを抑えられる

外壁塗装や屋根塗装といった塗装は通常「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りを行います。しかしクリア塗装は下塗りを行わず「中塗り」「上塗り」の2回塗りとなるため、塗装にかかるコストと時間を抑えることができます。

・汚れや劣化が少ない事

クリア塗装は塗料が無色透明なため外壁サイディングの状態がそのまま仕上がりに直結します。クリア塗装を行う外壁サイディングがひび割れや色あせを起こしているなど劣化が進んでいたり、汚れていたりするとクリア塗装はそれらの状態を綺麗に隠す事はできません。そのためサイディングの劣化状況によってはクリア塗装は選択する事は出来ない点は注意が必要です。

・コーティングされてる

光触媒などでコーティングされたサイディングは塗料が上手く密着しないためクリア塗装をすることが難しいです。また以前フッ素塗料や無機塗料を使って塗装をしている場合にもクリア塗装が出来ない場合があるため、そうしたサイディングにクリア塗装をお考えの際には一度業者に相談しプロの目からクリア塗装が可能かどうかを確認してもらうことをおすすめします。

・金属系サイディング

金属系サイディングにもクリア塗装は密着力が悪く、剥がれの原因となるため向きません。またクリア塗装の際には下塗りを行わないため金属系サイディングの天敵である錆に対する対策を行う事が出来ない点もおすすめできない点です。

・コンクリート

コンクリート外壁はひび割れや汚れが起きやすい外壁でもあります。そのためクリア塗装を行い外壁を保護しておくのはおすすめです。クリア塗装を検討している場合には劣化症状や汚れが出る前に早めに行うようにしましょう。

・タイル外壁

タイル外壁は基本的には塗装は必要ありません。というのもタイルは耐候性も高く非常に耐久力が高いためです。１度塗装を行ってしまうと定期的な塗り替えが必要となり、塗り替えをしないと塗料が劣化し剥がれてきて美観を損ねてしまいます。しかしタイルとタイルの間にある目地がタイルのような耐久力はありません。経年劣化によってひび割れを起こしたりするため、タイルではなく目地の保護を目的として塗装を行う事を検討しても良いでしょう。塗装の際にはタイル外壁のデザインを損ねないように色の無いクリア塗装をおすすめします。

・レンガ外壁

レンガ外壁もタイル外壁同様高い耐久力を持っているため基本的に塗装は必要ありません。そんなレンガ外壁の塗装を検討する理由もタイル外壁同様、目地の保護となります。ただし、本物のレンガではなくレンガ調の外壁（レンガ調窯業系サイディング）はレンガのように見えますが実際はレンガではないためレンガのような耐久力はありません。そのため塗装をしてサイディング自体を保護する必要があります。その際にはクリア塗装を選択し、レンガ調サイディングの持つデザイン性を損ねないようにするのも一つの手です。

外壁サイディングにクリア塗装がおすすめな理由とその利点、またクリア塗装ができない場合についてお話させて頂きました。クリア塗装は色が無い塗料を使用して塗装を行うため、サイディングの持つデザイン性を損なう事無く外壁の保護をすることができます。一方で透明であるが故の注意点もあり、例えば外壁サイディングに既にひび割れなどの劣化症状が出ている場合にはクリア塗装はその補修跡などを隠す事は出来ないため施工に向きません。また特別にコーティングされているサイディングや金属サイディングの場合もクリア塗料の密着が悪くなり施工不良の原因となるためクリア塗装には向きません。