外壁が緑に汚れてる!その正体と原因、対処法について
2024/06/04
こんにちは!山形市の外壁塗装専門店PRIDEです。
外壁の緑の汚れは時間が経つにつれて発生し、放置していると外壁の広い範囲に広がってしまう可能性があります。見た目に良くないものの、生活する上ではあまり関係が無いからと言って気にされない方もいらっしゃるかも知れません。しかし外壁の緑汚れは美観の低下に限らず生活に影響を及ぼす可能性があります。本日はそんな外壁の緑汚れについてその原因と対処方法についてお話させていただきます。
目次
外壁に生えた緑の正体とその原因
・苔
外壁に発生した緑で最も考えやすい原因です。苔は主に≪水が低い場所(川べりに建っている)≫≪樹木が近い≫≪風通しが悪い≫といった条件が揃った時に生えやすいです。外壁に生える緑の汚れの原因の多くはこの苔です。苔は凹凸のある外壁ではより胞子が引っかかりやすい状態となるため繁殖しやすく、風などを受けて飛んできた苔の胞子が外壁に付着し繁殖することで緑色の汚れのように広がります。水辺が近い場合や林や森などの樹木が家の近くにある場合には胞子が飛んできやすいため苔が繁殖しやすく、また日当たりや風通しが悪いと湿気を逃がすことが出来ず水分を含んだ外壁が苔の繁殖を手伝ってしまいます。
・カビ
外壁の緑の汚れの原因の多くは苔ですが、稀にカビである場合があります。カビは≪日当たりが悪い≫≪風通しが悪い≫といった条件が揃うと発生しやすくなり、また凹凸のある外壁の場合はその凹凸に汚れが溜まりやすく、その汚れがカビの栄養となり繁殖を助けます。カビと苔は見分けがつきにくいですが、カビのほうが黒ずんでいる場合が多いです。また緑だけでなく黒や白である場合もあります。カビは苔や藻と違い繁殖のために日当たりは要りません。そのため日当たりが悪く常にじめじめしているような箇所に発生している緑汚れの場合はカビである場合があります。
・藻
外壁には苔やカビの他に藻が生える事もあります。外壁に藻が発生しやすい原因としては川や池といった水辺が近く、また風通しが悪い場合などの条件が揃うと繁殖して外壁に緑の汚れを発生させる可能性があります。苔と違い藻は水中で育つ植物のため、水辺が近いと胞子が飛んできやすいです。苔や藻は光合成を行い繁殖するため、日当たりも繁殖に重要です。
外壁に生えた緑を放置してしまうとどうなる?
中には「外壁が緑に汚れていても生活には困らないし」と思う方もいらっしゃるかも知れません。しかし外壁に発生した緑の汚れは放置してしまうと様々な不都合が発生する可能性があります。では、外壁が緑色に汚れているとどのような状態になってしまうのでしょうか?
・美観の低下
外壁に苔やカビなど、緑の汚れとなるものを放置してしまうと繁殖し広がっていくため、見た目にも悪く美観の低下に繋がります。また繁殖が進むとその分飛ぶ胞子も多くなるためより広い範囲で苔や藻、カビが発生する可能性があります。
・塗膜の劣化
苔や藻、カビなどが塗膜に根を張ることで塗膜の劣化につながります。苔などは水を保持するため外壁の塗膜が常に濡れている状態となってしまい、塗膜や外壁に水が浸透して塗膜や外壁材の劣化につながる可能性があります。サイディング等の外壁材の場合には反りなどの劣化症状が出る可能性があります。
・アレルギーになる可能性
外壁に生えた緑汚れの原因であるカビや苔、藻などはそこから胞子を発生するため、その量によってはアレルギーを発症する可能性があります。
外壁の緑汚れを見つけたらどうする?
外壁の緑汚れはその度合いによって自分で対処できるかどうかが変わります。
≪自分で対処できる場合≫
・狭い範囲で繁殖している
外壁の緑汚れが狭い範囲で発生している場合には「中性洗剤などで水洗い」することで緑汚れを落とす事ができます。
・手の届く範囲の汚れ
脚立等に乗らなくても手が届く範囲の汚れであれば自分での対処にも危険が伴いにくいため業者に依頼しなくても自分で対処できる場合があります。
・塗膜の劣化が見られない
チョーキング現象等、塗膜の劣化が見られる場合には外壁材が破損する原因となる可能性があるため自分では対処せず業者に相談しましょう。
≪業者に相談した方が良い場合≫
・高所の汚れを落としたい場合
緑汚れが脚立や足場等に上らないと対処できないような高所に発生している場合には危険が伴うため自分での対処は避け、業者に相談するようにしましょう。足場等を組む必要がある場合には高額な処理費となります。
・外壁の塗膜が劣化している場合
外壁の塗膜に劣化症状が出ている場合には緑汚れを取り除くだけでは外壁は劣化したままになってしまいます。緑汚れの発生原因が塗膜の劣化だった場合には再発までの期間も短くなってしまいますので、緑汚れだけでなく業者に依頼し外壁全体のメンテナンスを行ってもらうことをおすすめします。外壁塗装の際に汚れにくい塗料を選んだり塗装し直して塗膜の防水性能を取り戻すことで外壁の緑汚れの悩みから解放されるかも知れません。
まとめ
外壁に発生した緑汚れの原因と対処方法についてお話させていただきました。外壁の緑汚れにはいくつか種類があり、光合成が必要な「苔」や「藻」は日当たりのある風通しが悪いが湿気がたまってじめじめしている場所に。光合成の不要な「カビ」は藻や苔と同じく湿気が溜まりやすく、そして日当たりの悪い場所に発生しやすいです。低い場所の狭い範囲に発生している場合には自分での対処も可能ですが、脚立等が必要な高い箇所に発生している場合や塗膜が劣化している場合には業者に依頼し緑汚れへの対処だけでなく外壁のメンテナンスも一緒に行うことをおすすめします。
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