ベランダにクラックを発見した時にやるべき事とは?原因と補修方法も解説!
2024/01/02
こんにちは。外壁塗装専門店『PRIDE』です。
ベランダに出てふと下を見ると「ひび割れ」が!ベランダは基本的に雨を受ける場所ですので、雨漏り等が起きてしまわないか不安になりますよね。
本日はそんなベランダのひび割れ(クラック)を発見した際にやるべきこととその原因、補修方法まで解説いたします!
■まずは早めに施工業者へ連絡
ベランダにクラックを発見したら、まずは施工業者へ連絡しましょう。
ベランダの層は上から順番にトップコート、防水層、ベランダの下地となっています。
ベランダは雨や直射日光を直接受ける部分でもありますから、トップコートはだんだんと劣化しクラックを起こしてしまう事があります。
トップコートがクラックを起こしているだけなら防水層は無事だし、急いでクラック補修しなくても良いかなと思ってしまうかも知れませんが、トップコートのひび割れから染み込んだ水分は下の防水層を痛める原因にもなってきます。
防水層は基本張り替えまで10年以上持つものですが、トップコートのクラックを放置したせいで劣化が早まってしまう可能性も。
ベランダにクラックを発見した際には早めにトップコートを塗り替えてもらい、防水機能を保ちましょう。
ちなみにトップコートの塗り替え目安は5年と言われています。
■なぜベランダにクラックが起きるのか
・トップコート層の劣化
トップコートが太陽光や雨等により劣化し起きるクラックです。
・下地になっているコンクリートの乾燥
コンクリートには水分が含まれており、乾燥する時に収縮します。
施工時に含まれていた水分が施工後に乾燥していく事でコンクリートが収縮し、クラックを起こす事があります。
水分が残っており乾燥し続ける限りクラックは広がっていき、乾燥が止まるとクラックの広がりも止まります。
・地震等の揺れ
地震等で揺れた場合にもベランダにクラックが発生する可能性があります。
地震で揺れた際はもちろん、その地震によって建物自体が歪んでしまった場合等にもその歪みに耐え切れずクラックを起こしてしまう事があります。
■ベランダのクラックの補修方法
・トップコートを塗り替える
ベランダのクラックがトップコート層のみの場合、トップコートを塗り替える事で補修することができます。
①高圧洗浄
高圧洗浄で表面の汚れや痛んだトップコートを剥がしていきます。
②下地調整
ケレン作業(研磨作業)を行い、下地を調整します。古いトップコートを剥がしつつ傷をつけることで新しく塗るトップコートの密着性を上げます。
③油分を拭き取る
アセトンを用いて表面に残る油分を拭き取っていきます。油分が残っているとトップコート塗装をする前の下塗り材の性能が十分に発揮されません。
④下塗り
下地調整をしっかり行った後には下塗りにあたるプライマーを塗ります。
プライマーを塗布する事でこの後行うトップコートの密着性を上げます。
⑤トップコート塗装
トップコート塗装し、防水層を守ります。この塗装は2回行いしっかり塗膜を厚くします。
・防水層の塗り直し
ベランダのクラックがトップコート層を超えて防水層にまで及んでいる場合には防水層から塗り直します。
①高圧洗浄
トップコートの塗り直し同様、まずは高圧洗浄で表面の汚れや古いトップコートを剥がします。
②クラック部分のカット処理
クラックを起こしている防水層を撤去して新しい防水層を作るため、まずはクラックを起こしている防水層の周囲をカット処理します。
全体的にひび割れている等、広い範囲でクラックが起きていて劣化している場合には下地の状態にして最初から防水層を作ります。
③下地材を塗布
防水層の密着性を高めるためにプライマーを塗布します。
④防水層を形成
既存の防水層に合わせて防水層を形成します。
「ウレタン防水」と「FRP防水」で施工方法が違い、「ウレタン防水」はマスキングテープ等で囲いウレタン塗料で防水層を作ります。
「FRP防水」では、まずガラスマットを貼り付け、ガラスマットの上から樹脂を塗装し防水層を作ります。空気をしっかり押し出し防水層を密着させます。
⑤トップコートを塗装
防水層が完成したら上からトップコートを塗装します。トップコートには防水層を紫外線等から守る役割があります。
雨漏りを起こしている場合には防水層の下の下地までクラックが及んでいる可能性が高いです。その場合には防水層も剥がし、下地の補修から行う必要がありますのでより工数と費用がかさむことになります。
■まとめ
ベランダのクラックはあまり放置せず、まずは業者へ連絡し補修の依頼をしましょう。
トップコート層のみに発生しているクラックも放置してしまうと雨が入り込みその下の防水層を痛めて劣化を早めてしまう危険があります。
ベランダの防水機能をしっかり発揮させるには定期的なトップコートを塗り替えが大切です。防水層をは紫外線に弱いため、トップコートがその紫外線を受け止める役割を果たします。トップコートの塗り替え目安は5年と言われています。
クラックは経年劣化の他、地震等の揺れによっても発生する可能性がありますので適度に点検しひび割れたりしていないか確認することをおすすめいたします。
■ベランダのクラック補修は外壁塗装専門店『PRIDE』まで
外壁やベランダに発生したクラックは山形市の外壁塗装専門店『PRIDE』にお任せください。クラックの種類や状況を見て最適な工法で補修させて頂きます。
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外壁塗装専門店PRIDE
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