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モルタルの仕上げ|リシン仕上げについて詳しく解説!

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モルタルの仕上げ|リシン仕上げについて詳しく解説!

モルタルの仕上げ|リシン仕上げについて詳しく解説!

2024/02/08

こんにちは。外壁塗装専門店『PRIDE』です。

モルタルで出来ているモルタル壁の仕上げ方法にはいくつか種類があります。例えば「リシン仕上げ」「スタッコ仕上げ」「吹き付けタイル仕上げ」等々…

それぞれにメリットやデメリットがあり、お客様のご要望によっておすすめな仕上げ方法が違います。

本日はそんなモルタル壁の仕上げ方法から「リシン仕上げ」について詳しく解説させて頂きます。

目次

    リシン仕上げ

    リシン仕上げには2種類の仕上げ方法があります。「吹き付け仕上げ」と「掻き落とし仕上げ」の2種類です。同じリシンを使った仕上げ方法ですが、それぞれ全く違った仕上がりになります。

    吹き付け仕上げ

    リシンを専用のリシンガンでモルタル外壁に吹き付けて仕上げる方法です。艶が無く落ち着いていて細かな凹凸が独特の雰囲気を出しますが、一方で凹凸に汚れがたまりやすい・ひび割れしやすい等問題もあります。90年代前半までは主流のモルタル壁の仕上げ方法でした。

    搔き落とし仕上げ

    リシンを吹き付けずコテで塗り、その後乾く前に剣山のような形をした掻き落とし器やワイヤーブラシを使用してわざと表面を荒らす仕上げ方法です。表面積が広くなり通気性が良くなる他、吹き付け仕上げよりも厚い塗膜に仕上がるので耐久力も高まります。ただしリシンをコテで塗るのもその後掻き落とすのも手作業のため価格は高めになります。

    リシン仕上げのメリット

    90年代前半にはモルタル壁の仕上げ方法として主流であったリシン仕上げ。そのメリットについてご紹介いたします。

    低コスト

    リシン吹き付け仕上げはモルタル壁の仕上げ方法の中では最も低コストな仕上げ方法です。リシン吹き付け仕上げでは安価で落ち着いた雰囲気の外壁にすることが可能です。

    通気性がある

    リシン仕上げは水分を含む木材を主に使用して建てられる日本家屋で長く使用されてきただけあり、非常に通気性のある仕上げ方法です。その通気性の良さから建物内部に湿気が溜まってしまう事を避ける事ができ、カビ等の発生を抑制する事ができます。

    独特の風合いがある

    リシン仕上げでは艶が無く落ち着いた雰囲気の外壁になります。和風の建築の場合などでは新築のようなピカピカと艶のある仕上がりではなく、艶の無い落ちつた雰囲気の外壁が良いといった方もいらっしゃいます。そうした場合にはリシン仕上げを採用しても良いかも知れません。

    リシン仕上げのデメリット

    安価で独特の風合いを出せるリシン仕上げですが、デメリットもありますのでご紹介いたします。

    耐久力が低い

    リシンに含まれるアクリル樹脂は安価なものである場合が多く、またリシン吹き付け仕上げでは形成される塗膜も薄いため耐久年数は8年ほどと他のモルタル壁の仕上げ方法に比べると短いです。

    ひび割れしやすい

    リシンは伸縮性が無く、同じくひび割れしやすいモルタルがいざひび割れを起こした際にそのひび割れに対応できず一緒に割れてしまう可能性が高いです。地震等で建物が大きく揺れた際にもひび割れを起こしやすく、ひび割れが酷くなると雨漏り等を起こしてしまうかも知れません。

    汚れやすい

    リシン仕上げの外壁は細かな凹凸がたくさんあり、その凹凸に汚れが溜まりやすい特徴があります。そのためその汚れからカビが発生してしまったり苔や藻が繁殖してしまったり、また雨だれにより黒ずんでしまいそうした汚れが目立ちやすいです。

    「リシン」は一体何から作られている?

    モルタル外壁の仕上げとして使用されることのあるリシン。リシン仕上げの外壁はざらざらとしており細かな凹凸がありますが、一体何の材料から作られているのでしょうか?

    樹脂+骨材(砂や細かな石)+顔料

    リシンは「アクリル樹脂」と「骨材と呼ばれる砂や細かく砕かれた石」と「顔料」からなる表面化粧材です。リシン仕上げの特徴であるざらざらとした凹凸はリシンに含まれている砂や石です。リシン仕上げの壁はスタッコ仕上げの壁よりも細かな凹凸となっており、触ると少しツンツンとした質感を感じられるかと思います。

    リシン仕上げの劣化症状

    砂や石がぽろぽろと落ちてくる

    リシン仕上げの塗膜が劣化してくるとリシンに含まれている石や砂がぽろぽろと落ちてきます。触っただけでぽろぽろと崩れてくるようになってきたらリシンが劣化しているサインのため、塗り直しを検討しましょう。

    リシン仕上げをおすすめする方

    独特の風合いが好きな方

    リシン仕上げは艶が無く独特の凹凸を持っています。和風の住宅に良く合う仕上げ方法であり、住宅にリシン仕上げ特有の風合いを持たせたいといった場合にはシリン仕上げを選択しても良いかも知れません。

    まとめ

    今回はモルタル外壁のリシン仕上げについて詳しく解説させて頂きました。リシン仕上げは艶を持たない細かな凹凸が特徴の仕上げ方法です。耐久年数は8年ほどと短めですがその分安価に施工する事ができ、通気性の良さもメリットの一つです。デメリットとしてはひび割れのしやすさや凹凸に汚れが溜まってしまう事による汚れやすさがあげられます。また吹き付けて仕上げる工法の他に直接塗り付けた後剣山のようなもので掻き落とす掻き落とし仕上げもあります。この仕上げ方法では吹き付け仕上げよりも凸凹が抑えられる他、掻き落とす事も考え塗膜が厚く塗られますので耐久力が上がりますが、手作業で塗り付けから掻き落としまで行いますのでどうしても工費が高くなってしまうデメリットがあります。リシン仕上げの壁の劣化症状としては「リシンに含まれている砂や石がぽろぽろと落ちてくる」といった症状があります。

    山形の外壁塗装専門店『PRIDE』

    外壁塗装専門店『PRIDE』は、山形市を中心に外壁塗装や屋根塗装といった塗装業務を専門にお受けしております。お客様の求める外壁の雰囲気や住宅に合わせた外壁のイメージを詳しくお聞きし、お客様に合わせた施工プランをご提案しております。

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