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トタン屋根、塗装のための下地処理について簡単解説!

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トタン屋根、塗装のための下地処理について簡単解説!

トタン屋根、塗装のための下地処理について簡単解説!

2024/04/01

こんにちは。外壁塗装専門店PRIDEです。

トタン屋根は現在でも多くの住宅や建物の屋根に使用されています。

そのトタン屋根は補修や塗装を行う際に必ず丁寧な下地処理が必要となります。

本日はそのトタン屋根の下地の詳しい処理方法やその大切さについて簡単にお話させて頂きます。

目次

    トタン屋根を塗装するための下地処理方法

    高圧洗浄

    高圧洗浄機を用いて水圧でトタン屋根の表面についた汚れやほこり、古い塗膜等を取り除いていきます。

    ケレン作業

    高圧洗浄では取れなかった古い塗膜や錆等を綺麗にしていきます。トタン屋根を塗装するにあたり(どの工程も大切ですが)とても大切な工程です。このケレン作業をどれだけ丁寧に行ったかでその後の仕上がりと耐久力に繋がります。このケレン作業には作業方法によって4種類に分かれています。以下で軽くご説明させて頂きます。

    ・1種

    「ブラスト法」と呼ばれているケレン方法です。細かい砂や金属片などが含まれる研磨剤を吹き付けサンドブラストもしくはショットブラストと呼ばれる機械を使用し既存の塗膜や発生しているサビを徹底的に除去します。とても大がかりな作業であり住宅等の塗装を行う現場にはほぼ使用されません。主に橋や船などに使用される方法です。

    ・2種

    ディスクサンダーなどの動力工具や手工具を用いて行われるケレンです。サビが広い範囲に渡って発生している場合に使用される方法で、1種ケレン同様サビや塗膜を全て除去します。

    ・3種

    1種や2種は古い塗膜まで全て取り除く方法ですが、3種ケレンの場合は古い塗膜でもまだしっかりと密着しているものに関しては残し、膨れたりサビが発生していたりひび割れたりしている状態になっている古い塗膜については除去します。電気工具やサンドペーパーを用いて行われ、トタン屋根をはじめとする一般的な住宅に使用されている屋根や外壁に行われるケレンの多くはこの3種ケレンです。

    ・4種

    錆やひび割れが発生したり膨れがある古い塗膜は除去しますが、4種ケレンの主な目的は表面の目荒しをして塗膜の食いつきを良くし密着性を上げる事です。全体的に綺麗で錆や腐食等のダメージが少ない状態の屋根や外壁に使用します。作業は2種ケレンや3種ケレン同様、電気工具やサンドペーパー等の手工具を使用して行います。

    補修

    浮いてしまっている釘の打ち直しやひび割れのある個所の補修等を行います。ひび割れや穴がある場合にはひび割れが軽微な場合にはシーリング補修を、部分的に張り替えが必要となる場合にはその箇所のみ新しいトタンと交換します。

    錆止め

    ケレンを丁寧に行い補修が必要な箇所の補修をした後には錆止めを塗装していきます。トタン屋根の場合にはこの錆止めが下塗りの変わりとなり、トタン屋根に錆が発生するのを抑制してくれます。

    トタン屋根の下地処理の大切さについて

    トタン屋根に限らず屋根や外壁を塗装するには下地処理が大切です。トタン屋根の場合には丁寧にケレンを行う事で下地と塗料がよくかみ合い密着性が上がります。もしケレン作業を怠り塗装をしてしまうと古い塗膜が残った状態で塗装をする事になるため、つるつるしていて塗料が定着しにくかったりすでに剥がれそうな塗膜の上から塗る事になります。すると塗られた塗料は密着性の高い塗膜を形成する事ができず、また下地に残った塗料が剥がれてしまう事で非常に剥がれやすい状態になってしまいます。そのためトタン屋根を塗装する際には下地処理を丁寧にしっかりと行い密着性の高い塗膜を形成する必要があるのです。

    トタン屋根はDIY塗装可能?

    トタン屋根はDIYで塗装する事が可能です。

    しかしトタン屋根をDIYで塗装する事はおすすめしません。トタン屋根の補修や塗装を行うためにはもちろん屋根にのぼる必要があります。しかし高所での作業に慣れない人が屋根にのぼって作業をする事には危険が伴いますので、DIYでトタン屋根の塗装を行う事はあまりおすすめする事はできません。ただ、災害等でトタン屋根が吹き飛んでしまった等、緊急を要する場合には二人以上の体制で上でヘルメットやハーネスをつけた作業者と下で脚立を押さえたり様子を見ておく人に分かれて十分に安全に気を配って作業を行いましょう。

    トタン屋根の塗装が行えない状態とは

    ・錆が進みすぎている

    トタン屋根を塗装する際、錆が進んでいる場合には下地処理としてその錆を取り除く必要があります。しかしその錆の進行が進みすぎているような場合には十分に錆を取る事ができません。

    ・内部の腐食が進んでいる

    トタン屋根の内部の木の腐食が進んでしまっている場合にはそのまま塗装を行っても屋根の機能を十分に維持することができません。

    上記のような症状がある場合には塗装を行う事では補修する事ができませんのでトタン屋根の塗り替えではなく「カバー工法」や「葺き替え」を検討する必要があります。この際に選ぶ素材はトタンではなくより耐久性に優れたガルバリウム鋼板を使用することをおすすめします。

    まとめ

    トタン屋根を塗装する際の下地処理としては汚れや古い塗膜を落とす「高圧洗浄」や錆や残った古い塗膜を削り新しい塗料の食いつきを良くする「ケレン作業」、下塗りを兼ねた錆止めである「錆止め塗装」があげられ、そのどれもがトタン屋根の塗膜をしっかり長持ちさせるために必要な工程です。定期的な塗り替えを行うことでトタン屋根も長持ちさせることができます。しかしあまりにも錆や腐食が進行している場合には塗装を行う事ができず、上から新しい屋根材を葺かせるカバー工法や屋根の葺き替えが必要となる場合もあります。

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