屋根塗装にはなぜ足場が必要？プロによる簡単解説！

こんにちは。山形市にある外壁塗装専門店PRIDEです。

皆様は屋根塗装をする際、出された見積書に「足場代」の文字を必ず見ることになるかと思います。

この足場代、屋根塗装にかかる費用の中でも結構な割合を取っており、「足場代高いな」「もう少し安くならないのかな」「そもそも、本当に必要？」と思ってしまう方もいらっしゃるかも知れません。

本日はそんな方に向けて屋根塗装において足場って本当に必要なのか、またその理由についてもお話させて頂きます。

屋根塗装には足場の設置が欠かせず、足場を設置しない場合はほとんどありません。また足場を設置するには足場の組み立てに関する国家資格を有する主任者を配置する必要があり、足場を設置するには足場費用の運搬費や足場の施工費、解体費等多くの工程がかかり、人件費もかかる作業となります。そのため足場費用はそれなりの価格になり、かつ無料で行えることはありません。

屋根塗装に足場が必要な理由も複数あり、どれもが重要な理由となりますのでご紹介いたします。

・安全を確保するため

屋根塗装に足場が必要な理由のうちの一つは「安全を確保するため」です。屋根の上はもちろん高所となりますので、その高所で職人が安全に施工を行うためには足場が欠かせません。職人だけならまだしも（それでも十分危険ですが）屋根を塗装するために20㎏ほどある塗料の缶を持って上がることになりますので、より危険度が増してしまいます。また、労働安全衛生法でも2mを超える高所で作業をする場合には安全対策が義務付けられているため、安全のためにも足場の設置は欠かせません。

・作業効率を上げるため

屋根塗装に足場が必要な理由のうちの二つは「作業効率をあげるため」です。屋根塗装の際に足場を設置することで、施工を行いやすくし施工不良を防ぎ作業効率を上げます。特に屋根の先端部分などは足場が無ければ不安定な姿勢で塗装を行う事になり危険ですし、しっかりとした施工が難しい可能性があります。屋根塗装の品質をしっかり保つためにも足場の設置は必要です。

・近隣に対する配慮のため

屋根塗装に足場が必要な理由のうち三つ目は「近隣に配慮するため」。屋根塗装を行う際には高圧洗浄を行います。また、もちろん塗装も行います。それらの工程の際、特に何の養生もなく行ってしまうと近隣の住宅に高圧洗浄で発生した汚水が飛んでしまったり、塗料が飛散してしまう危険性があります。しかし足場を設置することで足場に養生シートを張る事ができます。養生シートを張る事で近隣の住宅に汚水や塗料が飛散してしまう事を防ぎ、より安全に屋根塗装施工を行う事ができます。

散々、屋根塗装には足場が必要不可欠！というお話をさせて頂きましたが、実は足場が必要無い場合も存在しています。それは屋根が平な場合。陸屋根と呼ばれる水平な屋根であったり、屋上を塗装する場合には墜落する危険が無いため足場の設置を必要としません。

二階建ての戸建ての場合、15万～20万ほどの費用が相場となります。また、足場に取り付ける養生シートの価格相場は100～200円/㎡が目安となっています。大体屋根塗装にかかる費用全体の2割程度が相場とされています。

・屋根塗装と一緒に外壁塗装も行う

屋根塗装と外壁塗装を別々に行うと、施工をするたびに足場代がかかる事になります。そのため屋根塗装と同時に外壁塗装も行ってしまうのをおすすめします。屋根塗装と外壁塗装を同時に行う事で足場にかかる費用が1回で済むため、総じて考えるとオトクに塗装することが可能です。

・耐用年数を考えて塗装をする

屋根塗装をする際には塗料の耐用年数も考えて塗装を行うとオトクに塗装をすることができます。選ぶ塗料により一度にかかる費用は上がるかも知れませんが、長い目で見れば塗り替えにかかる回数が減り、オトクになります。

屋根塗装には足場が必須である！という話をさせて頂きました。屋根塗装の見積もりを見たときに足場代が多くの割合を占めていて「高いなあ」と思ってしまうかも知れませんが、足場代にそれなりの費用が掛かるのには足場の運搬費や施工費、それらにかかわる人件費が必ずかかるためです。職人の安全と確かな品質の屋根塗装を行うためには必須のものですので、ご理解いただけますと幸いです。ただし相場観の分からない方に向けて足場代を相場よりも多く取るような悪徳業者も中には存在しているため、あまりにも高いと感じた場合には相場を調べたり業者あてになぜこんなに高いのか理由を聞いてみましょう。理由に納得できないようであれば他の業者にも見積もりを取ったりして、より信頼でき安心して任せられる業者に依頼するようにしましょう。