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屋根塗装では「縁切り」必須!?その役割りと理由について

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屋根塗装では「縁切り」必須!?その役割りと理由について

屋根塗装では「縁切り」必須!?その役割りと理由について

2024/06/06

こんにちは!山形市の外壁塗装専門店PRIDEです。

屋根塗装をご検討中の方の中で見積書に「タスペーサー代」などの文字をみてなんの費用だろう?と思われた方や「縁切り」という言葉を聞いたことがある方、また「屋根塗装の時って縁切りが必要らしいけど、なぜ必要なの?」と思われている方も中にはいらっしゃるかも知れません。

本日はそんな方に向けて屋根塗装の際に必要となる「縁切り」がなぜ必要なのか、その理由と縁切りの方法についてお話させて頂きます。

目次

    屋根塗装の「縁切り」とは

    「縁切り」とはコロニアル等のスレート屋根の屋根塗装を行う際に屋根材と屋根材の間にあいている隙間を埋めてしまわないようにするための作業の事です。屋根はスレート屋根に限らず雨水が下に流れるよう工夫して設計されています。それらの機能を発揮するために屋根材と屋根材が重なっている部分には隙間が必要で、もし屋根塗装を行う際に塗料で埋めてしまうと屋根に不具合が出てしまう可能性があります。

    スレートの屋根塗装に「縁切り」が必要な理由

    実はスレート屋根は屋根材と屋根材の間に隙間が空いています。この隙間は屋根の下に入り込んだ雨水を逃がすためのもので、スレート屋根が屋根としての機能を発揮するのに非常に重要なものです。屋根塗装を行うと塗料による塗膜でこの大切な隙間が埋められてしまいます。そのため埋められてしまった隙間を再度確保するために「縁切り」が必要となります。もしスレート屋根の屋根塗装後に縁切りを行わなかった場合、屋根材の下に入り込んだ雨水が逃げ場を無くし、雨漏りの原因となってしまいます。

    屋根塗装の「縁切り」に使用する道具

    ・エスパッター(ヘラ)、もしくはカッター

    ・タスペーサー

    屋根塗装の縁切りは主に上記の2つの内のどちらかを道具として使用します。どちらの道具を使用するかによって縁切りの施工方法が違い、かかる費用や時間も変わってきます。タスペーサーとは縁切り専用の道具です。ポリカーポネイト樹脂でできており、カッターやヘラを使用して行う縁切りよりも素早く安全に(屋根材を傷つけてしまうような事無く)行う事ができます。

    屋根塗装の「縁切り」方法

    ≪エスパッターやカッターを使用する場合≫

    屋根塗装を行った後に数日後塗料が完全に乾燥したのを確認し、屋根材と屋根材の隙間に差し込んで隙間を作っていきます。完全に塗装が終わり乾燥してから縁切りを行う理由としては、塗った直後に縁切りしてしまうと塗料によってせっかく縁切りした部分がふさがってしまう可能性があるためです。エスパッターやカッターを使用して縁切りを行う場合には一枚一枚手作業で塗膜を切るため非常に時間と手間がかかる他、綺麗に塗装した箇所に刃を立てて塗膜を切っていくため、塗膜や屋根材を刃で傷つけてしまう可能性があります。また仕上がった後の屋根に再度上る必要があるためせっかく綺麗にした屋根を汚してしまう可能性があります。

    ≪タスペーサーを使用する場合≫

    タスペーサーはスレート屋根材とスレート屋根材との間に差し込んで縁切りを行います。タイミングとしては下塗りが終わった後に中塗りをする前のタイミング。そのタイミングでタスペーサー刺し、差し終わった中塗り・上塗りを行って仕上げをします。タスペーサーを刺した後に塗装を行ってしまうとせっかく縁切りした部分が埋まってしまうのではないか?と思うかも知れませんが、タスペーサーでの縁切りでは十分な隙間が空くため塗料で埋まってしまう事はありません。エスパッターやカッターを使用した縁切りに比べて手間も少なく仕上がった後の屋根にのぼる事も無いため現在の屋根塗装の縁切りの主流となっています。

    屋根塗装で縁切りを行わないとどうなる?

    スレート屋根の屋根塗装を行う際に縁切りを行わないとどのような事が起きるリスクがあるのでしょうか?

    ・屋根内部の腐食に繋がる

    縁切りを行わないと屋根が雨水を逃がす事ができず屋根内部の腐食に繋がる可能性があります。

    ・雨漏りの原因になる

    屋根塗装の際、縁切りを行わないと屋根に入り込んだ雨水を逃がす隙間が無くなってしまうため屋根の中に雨水が溜まり、雨漏りの原因となってしまいます。

    縁切りを行わなくても良い場合もある?

    全てのスレート屋根に縁切りを行わなくても良いかというとそうではありません。例えばスレート屋根材とスレート屋根材との間が4mm以上開いている場合には縁切りを行う必要はありません。このように大きい隙間タスペーサーを刺し込んでも安定せず落ちてくるリスクがあり、かえって危険です。しかし縁切りが必要ではない箇所があるからといって全ての箇所に不要かどうかは別です。場所によってはタスペーサーなどで縁切りを行わなければいけない場合もあります。また塗膜に厚みが出ず屋根材と屋根材の間を埋めてしまわない場合にも縁切りは不要です。

    まとめ

    スレート屋根の屋根塗装の際に必要となる「縁切り」について、なぜ必要となるのか、もし縁切りを行わないとどのようになるのか等についてお話してまいりました。屋根は雨水が入り込んでも外に排出され雨漏りに繋がらないように考えられてわざと隙間が空くように設計されています。屋根塗装の際には塗料でその隙間を埋めてしまわないよう、縁切りを行う必要があります。しかし中には縁切り不要な場合もあるため、もし屋根塗装の見積書を見た際に「タスペーサー代」などが載っていない場合にはその理由についてしっかりと業者に確認することをおすすめします。

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    外壁塗装専門店PRIDE
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